―受験は大変だった?
「大変でした。試験がデッサンで、高校がデザイン系ではなく普通の学校だったので勉強と両立しながらデッサン練習をしていました」
―ちなみに周りにはデザイン系の大学に行きたいという人はいた?
「ちょっとだけいました」
―どうしてデザインを学ぼうと思ったの?
「高校の美術が楽しくて、画塾に行ったらそこがデザイン専門の画塾だったのでデザインを学んでみようと思いました。その時は美術系で何か強く『やりたい!』って思ったものはなかったんですけど、純粋に楽しそうだなっていう印象がありました。二年の冬くらいに画塾に行ってて、その頃には美術系の大学に行こうと決めていました」
―その頃って長岡造形大学のことは知ってた?
「高校に入った時から知ってました。お兄ちゃんが受験してて。でもその時はまだ長岡造形大学に行きたいとは思っていませんでした」
―どうして造形大(長岡造形大学)に行こうって思ったの?
「両親のために国公立に行きたいなっていうのがあって、その中でも自分のレベルよりもちょっと上の大学を目指そうってなって造形大に決めました」
―受験に合格してから大学に入学する前まではどんな気持ちでしたか?
「自分が一番下のレベルなんだと思っていたので、コケてもコケてもやるしかないって思ってました」
―入学する前の造形大の印象はどう?
「真面目な人が多そうだなっていう印象でした」
―実際入学してみて印象はどうだった?
「やっぱりみんな真面目なところがあって、一生懸命何かに打ち込んでいる人が多いなっていう印象がありました」
―大学の授業にはついていけてますか?
「なんとかついて行けてるけど、このままズルズルやっていたら不安だなって。学校の課題しかやってなかったら就職で困るなって思ってて、自主制作をもっとやりたいな思ってます。これといって『一つのことができる』っていうのがないので見つけたいです」
―前期、コロナで学校に入れない時期がありましたがどんな生活をしていましたか?
「家に篭りっぱなしじゃないですか、だから家がちょっと嫌いになりました。友達も(学校の)H Rが一緒、とかサークルで知り合ってとか、少人数だけどそこで濃い時間を過ごして仲良くなるって形でした。初めての授業がリモートだっていうのもあってやる気がなかなか出なくて。もともとめんどくさがり屋で1人だとできないタイプなので、モチベーションを上げるのが本当に大変でした」
―モチベーションはどうやって上げた?
好きなことを見つけて明るい気持ちになれるようにしました。お菓子を作っていました。ティラミスとかチョコケーキとかいっぱい作ってました」
―すごい!そんなことを!では、後期に学校に入れるようになった時はどういう気持ちでしたか?
「自分が学校に居ること(入学できたこと)が違和感みたいな。本当に学生になったっていうのが信じられなくて、歩いていても学生って感じがしなくて。実感がわかないですね」
―授業はリモートに比べてやりやすくったのかな?
「そうですね、リモートだと授業に集中できなくて他のことに意識がいっちゃうんですけど、対面だとしっかり授業が受けられるので」
―ちなみにどんな作品を作っていますか?
「今は人物デッサンをやっています。色彩構成とか基礎的なこと全般ですね。高校の時は美術部ではなく、ただ純粋に美術の時間が好きだったので本当に初心者なんです。だから大学で授業をやってはみるものの実際に力がついているのか分からなくて。自分の中で作品を完成させることがまずハードルが高くて、『完成した!やったあ!でも力はついたのか分からない』っていう不安があります」
―そっかあ、大変な中で何か楽しかった授業はあります?
「デッサンで、今まで課題の講評でずっと(参考作品として)選ばれたことがなかったんですけど、デッサンの課題の時に選ばれたのはすごい嬉しかったです」
―もう直ぐ一年生も終わりを迎えますが、先輩方の授業のお話などを聞いて気になる授業はありますか?
「アニメーションの授業が楽しそうだなって。イラストとか見るのが好きなので描くのもやってみたいなって思っています」
―授業以外は何をしていますか?
「友達とご飯を食べたり、買い物に行ったり、楽しく過ごしています」
―二年生になって頑張りたいことを教えてください。
「課題以外のことにも手を出して、コンペにも挑戦してみたいなと思っています」
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