―この一年を一言で言うと?
「忍耐の『耐』。去年よりも課題のやり込み要素がすごく増えて頭を使うようになったかな」
―具体的にどんな課題がありましたか?
「一番最初にJ A G D Aのポスターをやって、あとはグループ課題で『食』をテーマにサービスを作ったりパッケージを作ったりしました。あと、タイポグラフィー!」
―この中で一番自分がやり切った課題はなんですか?
「パッケージ。一番自分の好きな雰囲気で作れたから。自分の好きな雰囲気と先生たちが求めているものが合致してて結構うまくいったかなって思ってます」
―では、反対に難しかったなと思う課題はありますか?
「J A G D Aのポスターが一番難しかった。ポスター難しくない?三枚で一つの作品なんだけど、三枚組んだ時に一枚一枚が強くないと良くないって(先生に)言われて、それが上手くいかなくてなあなあになっちゃって」
―先ほど出ましたがタイポグラフィーの授業。詳しく聞かせてください。
「タイポグラフィーは、最初文字のスペーシングをしたり成分表の文字組をしたり。パッケージの裏にあるから目立たない部分だけれど読みやすさとか配置によって伝えたいこととかが変化するので面白いなって思います」
―授業を受けてて自分の制作に活かせる部分はありますか?
「あるある。前にタイポグラフィーの授業で本の装丁で題名とイラストの組み合わせの課題が出て、組み合わせ方が人によって違って。組み方がうまくいった時にポスターとかパッケージに活かせるなって思った。タイポは良いよ。集中できるよ」
―集中できる?
「最初、タイポやる前はちょっと馬鹿にしてて、わかんないけど、視覚デザイン学科っていうとグラフィックのイメージがあるじゃん。だからタイポって聞いた時に『?』ってなって。でもタイポは一回ハマると面白いと思う」
―一年生の時は対面授業で二年生からはオンライン授業になったけれど授業の受けやすさはどんな感じで変わった?
「意外と授業のやりやすさは全然変わらない。変わらないっていうか別に問題はないけれど、時々通信回線の問題で授業が受けられないのは不便かもしれない。それ以外はないかな。リモートだと自宅っていうこともあって気持ちにゆとりがあるのかもしれない。ただ、人に会えないのが一番ネックだと思う。ずっと画面越しに話すから」
―やっぱり友達に会いたいよね。
「会いたい!久しぶりに会うとどんなテンションでいけば良いのかわからなくなる笑」
―授業について最後に。制作で意識していることがあれば教えてください。
「自分が伝えたいと思っていることと求
められていることのバランスを意識して
います。自分が良いと思って狙って表現
を出してもあまり良い反応が返ってこな
い時があるから、自分がやらなければい
けないことを各課題で見極める必要があ
るかなと思います」
―あきコマの時間や学校終わりの時間は何をしていますか?
「日によって変わるけれど、趣味の時間にあててます」
―課題とはどうやって両立させていますか?
「私が夏休みの宿題を全部最後の週に終わらせるタイプだから最初ゆとりを持って趣味の時間に費やして途中から追い込んでやる。追い込まれないと急がない笑」
―事前に制作のために活動しているイメージがあったから意外だね。
「そういう時は誰かと一緒に制作をしている時かな。誰かと何かをする時は予定を組むけれど1人だとルーズになるかもしれない」
―自主制作ってやってる?
「先生にお世話になってコンペに応募したり冊子作ったり、イラスト描いたり。かける時間としては授業六割、自主制作三割、趣味一割くらいかな。でも課題がない時は趣味七割になるよ」
―それでも自主制作の時間は忘れずに必ずあるんだね。
「そうだね、何かしら手を動かしていないとって思う」
―自分がやってみたいこととか興味を持っている分野はありますか?
「本の装丁をやってみたいって思ってて、それ関係の勉強をしているかな」
―自主制作でもなく課題でもなく何か外部の活動をしていますか?
「長岡ものづくりブックとファッションショーのプロジェクトに入ってます。長岡の『ものを作っている会社』を取材して小中学生に発信する冊子で、一年くらい携わってたかな?ファッションショーは広告のポスターをつくってて今はポスター撮影の準備をしてるよ」
―広告系が好きなのかな?
「そうだね。ポスターの文字組ができる
かなって思って」
―最終的に行き着くのは文字関係なんだね。
「うんうん。スペーシングとか結構面白かったから生かせないかなって思って色々携わって活動しています。」
―最後にもう直ぐ三年生になりますがどんな一年にしたいか教えてください。
「きゃー!就活!そうだね。色々迷
うことがあると思う
けれど、自分が
やりたいこと
を見失わな
い一年に
したいと
思います」
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